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島原マーケット



島原/島原あたり

島原は、江戸幕府公認の格式高い花街として栄え、芸妓の最高位である「太夫」が、歌や舞を披露し花街文化を育んできた場所です。幕末には新撰組が宴を開いたり交流の場として、新たな時代へ進むための重要な場所としての役割も担いました。また江戸中期には俳人らによって文芸活動も盛んに行われ、当時最先端の文化発信地としても注目されました。

現在は島原大門や角屋、輪違屋等の建造物が花街の趣を残しつつ、周辺の島原あたりには、老舗の仕出し屋や和菓子屋、湯葉屋、漬物屋などの「京みやげ(おみや)」のお店があります。

ただ時代の流れと共に廃業されるお店も増えてきたため、島原あたりには、空き店舗が目立つようになり、昔のように商店が多く集まる街では無くなりました。そんな中、きんせ旅館のリニューアルを皮切りに、町家や古ビルをリノベーションしたカフェやオフィスが徐々に出来始めました。近年、街が少しずつ動き出したのは、そういった場所にクリエイティブな人たちが集まり始めたから。元花街をベースに新旧ミックスされた島原あたりは、まだまだ地味なエリアですが、これから注目されること間違いなしのエリア?!です。



≫≫≫ 島原マーケットとは?

「島原マーケット」は、その昔実際にあった(櫛笥通り丹波口上る)市場の名前です。施設内には大小様々なお店があり、"ご家庭の良き友 島原マーケット"と書かれた大きなテント看板の入り口のお肉屋さんで、僕はいつもコロッケを買っていました。そのマーケットも10年以上前に取り壊され、気が付けばいつの間にか駐車場に...。

そして時は過ぎ、僕たちの時代に改めて「島原マーケット」と銘打ったイベントを始めました。昔のように1か所に集まって商いをしている訳じゃないけれど、みんなどこかで繋がろうという想いを込めて。

2017年から不定期で始まったローカル・イベント「島原マーケット」はこれまで、島原限定のコーヒーを企画・販売したり、島原あたりのお店が参加したスタンプラリー、地域の廃校になった小学校を会場として開催されている京都国際映画祭×島原のコラボ企画を実施してきました。

しかし今回の新型コロナウイルスの感染拡大によって、島原あたりで企画していたイベントが全て中止になったり、営業形態の変更や縮小を余儀なくされるお店もありました。そんな苦しい時だからこそ、少しでも希望が持てることはないかな?とあれこれ考えました。

最終的に...しばらくは、イベントができないだろうけど「島原マーケット」のオンラインストアを通じて、僕たちの想いを伝えようということになりました。ただ自分たちのお店の商品を紹介するだけではなく、お店の裏側や人の情報を網羅する街の魅力”ローカル・カルチャー”も発信していくメディアでもありたいと考えています。

京都には、まだまだ知られていない街がたくさんあります。”島原あたり”もその一つです。また隣接する梅小路あたり、朱雀宝蔵町あたり、丹波口あたりにも素敵なお店がたくさんあります。このオンラインストアがきっかけとなって、僕たちの街に関心を持っていただき、さらにそれぞれのお店の商品を買ってくだされば、なお嬉しいです!


2020年初夏
島原マーケット|メンバー一同

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